プログラミングが大学入試に?
「24年度の大学入学共通テストを目安に情報科目の導入に向けた検討を進める」という記事が載っていました。
私は元システムエンジニアです。
プログラミングが数学や国語と同等に、入試の科目に値すべきほどのものなのか、正直わかりません。
プログラミングについては否定しません。
考え方の素地を作るうえで、非常に有効と考えるからです。
プログラミングは、自分が書いたプログラムの内容が全てで、その内容がロジカルに、かつ、正しく書かれていないとシステムはうまく動きません。
プログラミングを勉強することで、ロジカルに物事を整理し、考える力が身に付きます。
ロジカルシンキングを強化する方法として、ビジネススキルと同様に、小さいうちから子供達にプログラミングに慣れさせるのもいいことだとは思います。
しかし現実問題として、コストが高い日本でプログラミングする人材は不要です。
インドや中国、バングラデッシュなどでは日本の半分や1/3などのコストで開発が可能だからです。
また、今後はロボットがプログラミングをしてくれる世の中になるでしょう。
よってプログラミング自体のスキルは今後は不要です。
ではなぜ今プログラミングなのでしょう?
おそらく、国が求めているのはプログラミングではなく、別の力です。
コンピューターを使って新しいことを考える力、新しい仕組みを作り出す方の能力が求められているのではないかと考えます。
しかし、入試という制度や、プログラミングに不慣れな学校の教職員に、どこまでその力の育成が期待できるのか疑問が残ります。
今後の教育課程に注目していきましょう。
さて、前段が長くなりましたが、今回は子供プログラミング用の教材のうち、おすすめ3選をご紹介します。
SWIFT Playgrounds
https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/
文句なしにこれが一番です。
少しずつ課題を解いていくことで、ゲーム感覚でプログラミングを学べます。
子供だましの内容ではなく、本当のコーディングを学べるので、非常に点数高いです。
ただし、漢字が少し難しいので、小学4年生くらいであれば一人でできますが、さすがに1年生は一人ではできないですね。
また、英語のスキルも多少必要です。Move Forward や Turn Rightなど、英語を知らないとさらに戸惑う事でしょう。
そして、iPadからでしかできないのも難点ですね。iPhoneもAndoroidも無理なんです。
でもSWIFT Playgroundsは全て無料です。
教育者向けの本も無料で公開されているので、プログラミングができない方でも指導はできるかもしれません。
本当にプログラミングを勉強させたいなら、SWIFT Playgroundsがおすすめです。
Lego BOOST
https://www.lego.com/ja-jp/service/device-guide/boost
海外に半年遅れで、ついに日本でも発売されました。
Legoが好きな子供であれば、これはおすすめでしょう。
Legoブロックでものをつくるだけでなく、簡単なプログラミングで動きをつけることができます。
これは面白いと思いますよー。
(うちでは、SWIFT Playgroundsと迷いに迷ったあげく、結局買いませんでした。)
SCRATCH
https://scratch.mit.edu/
これは有名なので、言わずもがなというところでしょうか。
こちらを選ばなかった理由は、絵がそんなに好きじゃなかったからですかね(笑)
とてもプログラミングに近い考え方ができる良い教材だと思います。
さいごに
以上が子供のプログラミング教材としてのおすすめ3選でした!
24年度のセンター試験が楽しみですね。
これからきっとプログラミング教室が街中に増えていくんだろうなー。
英語で教えるプログラミング教室でも開こうかな(笑)