教育関連

プレゼンドリル 伝えかた・話しかた

日本マイクロソフトのエバンジェリスト西脇資哲氏が、「プレゼンドリル 伝えかた・話しかた」という本を出版したとのことです。

Edtechzineの記事で取り上げられている内容を読むと、「こどもビジネススキル」で謳っていることにすごく近しかったので、ご紹介したいと思います。(「伝える力」という名称を使っていたのにも、すごくびっくりしました!)

記事の内容をまとめると、

  • 西脇氏はエバンジェリスト活動で身につけたプレゼンテーション能力を生かし、さまざまな場所で社会人向けにプレゼンテーション講座を行っている
  • 「小中学生にも教えてほしい」といった要望があり、5年前より、立命館小学校で「上手に伝えること=プレゼンテーション」を学ぶ授業を行っている
  • 「AIが人間の能力を完全に上回るようになると、多くの職業・作業をAIが担うことになります。今の子どもたちの65%は、大学卒業時に現在ない職業に就く。しかし、どの職業のどの立場でも求められる能力があります。それが伝える力です
  • インプットではなくアウトプット、つまり考えを発信する力が大事なのだが、小学校や中学校で行っているのはインプットの教育である

https://edtechzine.jp/article/detail/2304

西脇氏のおっしゃっている内容はその通りだと感じました。学校の勉強は非常に大事だと思うのですが、どうしてもインプット中心、しかも勉強中心になってしまいます。社会に出た後のことを考えると、アウトプットの練習を小学生からするべきだと私も思います。こちらの本をAmazonで立ち読みしたところ、すごくおもしろそうでした。しかし、小学生が先生などのサポート無しに解くのは難しそうな気がしました。小学生がきちんとコンテンツを理解するために、親と一緒にやってみるのもいいかもしれませんね。

こどもビジネススキルでは、発表の仕方や考え方の手法などを小学生にもわかりやすく教えています。 発表(アウトプット)をやみくもにやらせるのでは効果は薄いので、フレームワークなどを教えたのち5W2Hを使って、わかりやすく伝える練習をしていき、普段の生活の中で繰り返し練習していってもらいます。伝える力、聴く力、考える力、実現する力が兼ね揃った大人になってほしいと強く願っています。