教育関連

【批判的思考力を鍛える「メディアリテラシー教育」とは】を読んで

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【批判的思考力を鍛える「メディアリテラシー教育」とは】の元記事はこちら

Summary・要点

  • アメリカの多くの学校ではメディアリテラシーをカリキュラムに組み込むことが標準となっており、日常的に接するポップカルチャー、エンタメ、ニュースなどを授業の題材にしている
  • 小学校ではテレビ広告を批判的に分析したり、中学校ではニュースについて多様な視点から討議したり、高校では過去の娯楽映画の正確性について検証したりする
  • メディアリテラシーの5要素
    • アクセス(access)
    • 分析(analyze)
    • 創造(create)
    • 振り返り(reflect)
    • 行動(act)
  • 上記の5つの中でも「分析=メッセージの目的、対象となる視聴者、メッセージの質、正確さ、信頼性、見地、潜在的な影響力やメッセージがもたらすものについて批判的に思考を行うこと」の批判的思考が重要とのこと
  • すべての情報はメディアや個人によって「構成された」ものであり、それが誰にどうやって構成されたかについて考えることが大事
  • 初等・中等・高等教育のどこかで、メディアリテラシーについての授業を受けられるようにすることが大切

記事についての感想

メディアリテラシーという単語について私が知ったのは大学に入ってからだった。それまではテレビや新聞の情報は正しいもので、それらの情報について疑うことは、思いつきもしなかった。でもメディアリテラシーという単語に出会ったことで、「批判的思考」を身につけるまでとはいかないが、何かの情報というのは誰かの意思を持って発信したかもしれない、という観点を頭の片隅に置くことができるようになった。記事にあるように、メディアリテラシーについて学校教育の中で少しでも取り上げてもらえると、情報が氾濫する現代社会において、とても役に立つのではないかと私も思う。

子どもの教育・こどもビジネススキル への my takeaway

こどもビジネススキルでもメディアリテラシーっぽいことを、中級編の考える力 Diversity編で取り上げている。人間というのは往々にして、自分が知っている・経験した枠組みの中でしか判断ができない。そのため、自分と異なるDiversity(多様性)をなかなか認められないという問題があることを、子どもたちに絵本を使って理解してもらっている。人と話す時や情報を受け取った際に「その情報についての判断を、自分が勝手に決めてない?本当にそう?もしかしたら違う立場もあるかもよ?」という視点を持ってもらえるレッスンを行っている。考える力 Diversity編の中で、「メディアリテラシー」という単語についても少し取り上げてもいいのかもしれないな。

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