【将来が心配。子供の優柔不断を改善させる方法】の元記事はこちら
Summary・要点
- 優柔不断な子供が、最近増えているそう。子供のうちはいいが、将来心配。
- 自分がいいと思うものを選ぶことは、大人になる上で欠かせない能力
- 子供が小さい頃から練習することができれば後々のためになる
- 優柔不断は:
- 遺伝や自分がした経験もしくは経験不足などのいろいろな原因が元になってできあがる性格の傾向
- 自分中心ではなく、周りの人のことを考えるがゆえに優柔不断になってしまう場合もある
- 大勢と社会生活を送っていく中で生じる迷い
- 子供の優柔不断を改善させる3つの方法:
- 選ぶ練習をする
- 具体的な条件を提示して質問する
- 答えるまで待ってあげる
- 優柔不断な面があるのも悪いことではないが、将来のライフイベントに備えて”決められる人”になる準備はしておくと安心
記事についての感想
まず、記事の内容に一貫性がない。実際の記事を読んでもらいたいのだが、冒頭部分で優柔不断は直した方がいいと言うが、後半では優柔不断は悪いことばかりでもないと言う。筆者はどちらの意見なのだろう。また、改善方法を3つ提案しているのは良いと思うのだが、肝心な「どうやって選ぶのか」の具体策の提示がない。これでは親はどのように子どもを「選択」できるように教育・アドバイスしていいかわからない。
こどもビジネススキルでもこの「選択」というのは大事な内容として捉えている。記事の内容の通り、人生を左右するライフイベントにおいて正しい選択するこが重要と考えるからだ。しかし、実際のところ、どのように選択していいかわからない、という人は子どものみならず、社会人でも多く存在するだろう。
こどもビジネススキルでは、中級編の「考える力」でこの「選択」を取り上げる。まずどんな選択肢があるのかといったオプションをあげ、次にプロコン表(日本だとメリット・デメリットみたいなもの)を使い、ProsとConsに落とし込んでいく。そして最後に、それぞれのオプションを評価していく。ここで大事なのは、我々は人間で心がある、ということを子どもたちに理解してもらうことだ。オプションを正しく評価できたとしても、自分の心情的に納得いかないオプションの評価が一番高くなってしまう場合がある。その場合は、Pros とConsの内容を改めて見直した上で、自分が納得できるオプションを選べばいいと伝えている。自分が納得していないものに、本気で取り組めるとは思わないからだ。でもその代わり、あとで後悔しないように、自分がなぜその評価の内容を無視してまで、違うオプションを選んだのか、という気持ちをどこかに書き留めておくようにお願いしている。仮に後悔したとしても、あの時の自分の考え方がそこに残っていることで、自分の選んだ道、という自覚がさらに芽生えると思うからだ。(ここでは個人の選択について記したが、会社に置き換えると決定権を持っている人がそれを判断することになる。そして判断ミスをした場合はその責任を取る。人生と同じですよね。)
子どもの教育・こどもビジネススキル への my takeaway
2016年の1期生達が小学校を卒業するにあたり、昨年の暮れから、今まで学んできた内容の総集編を行っている。中学生に進むにあたり、この「選択」する方法はとても重要なので、卒業する前に再度、上記の内容を取り上げようと思った。
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