新学習指導要領「思考力、判断力、表現力」を育み、受験に備える

新学習指導要領 生きる力

ご存知な方も多いと思いますが、2020年度より学習指導要領が新しくなります。「新学習指導要領」で求められるのは「変化の激しい社会に必要な生きる力を育む事」になります。
「こどもビジネススキル」の理念と共通するところも多く、非常に興味深いです。特に大学入試に「思考力、判断力、表現力」が求められるようになるという事は、受験対策を見据えて、この「こどもビジネススキル」を小さい頃から学ぶことの意義がさらに高まるといえるのではないでしょうか。

以下、文部科学省のホームページから大事なところを抜粋してみました。

学習指導要領「生きる力」

2020年度から始まる新しい「学習指導要領」の願い

学校で学んだことが,子供たちの「生きる力」となって,明日に,そしてその先の人生につながってほしい。
これからの社会が,どんなに変化して予測困難な時代になっても,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,判断して行動し,それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。
そして,明るい未来を,共に創っていきたい。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm#section3

新しい時代を生きる子供たちに必要な力を三つの柱

新しい時代を生きる子供たちに必要な力を三つの柱として整理しました。「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら,授業の創意工夫や教科書等の教材の改善を引き出していけるよう,すべての教科でこの三つの柱に基づく子供たちの学びを後押しします。

■ 実際の社会や生活で生きて働く知識及び技能

■ 学んだことを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力、人間性など

■ 未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力など

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm#section4

高大接続改革

高大接続改革とは

グローバル化の進展、技術革新、国内における生産年齢人口の急減などに伴い、予見の困難な時代の中で新たな価値を創造していく力を育てることが必要とされています。高大接続改革においては、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜を通じて学力の3要素を確実に育成・評価する、三者の一体的な改革を進めることが極めて重要であるとし、これらの改革に向けての取組みを着実に進めています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/index.htm

大学入学共通テストの改善方策について

(1)まず、必要な「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を的確に評価するため以下を促進することとしています。
・「大学入学共通テスト」の積極的な活用を図ること。
・個別大学における入学者選抜においても教科・科目に係るテストの出題科目の見直し・充実などに取り組むこと。
(2)次に、高等学校学習指導要領における言語活動(例:説明、論述、討論等)の重要性を踏まえ、論理的な思考力・判断力・表現力等を適切に評価するため、以下を促進することとしています。
自らの考えを立論し、さらにそれを表現するプロセスを評価できる記述式問題の導入・充実に向けて取り組むこと。
・記述式問題において評価すべき能力や出題の意図等を明示するよう努めること。(例:国語を中心として、複数の素材を編集する等)
(3)また、各大学は、受検生に英語の試験を課す場合、4技能を総合的に評価するよう努めることとしています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1402207.htm

「こどもビジネススキル」を学ぶことで、「思考力、判断力、表現力」を育み、 「自らの考えを立論し、さらにそれを表現するプロセス」を身につけられることは間違いありません。
受験に備える事を目的とし、 「こどもビジネススキル」 を学ばせるというのも、 モチベーションの1つでもいいのかもしれません。