こどもビジネススキル

プレゼンテーションマスター こどもビジネススキル講座 中級編

こどもビジネススキル プレゼンテーションマスター

こどもビジネススキル研修の中級編始まりました!

参加者は昨年度から引き続きの小学4年生の5人です。
去年1年間学んだビジネススキル初級編がビジネススキルのコアスキルだとすると、中級編はそのコアスキルをより強化し、自分のものとする方法を身につけます。

中級編はクラスの人数にもよるのですが、今回は10回のコースからなっております。そのうちの6回がプレゼンテーションの講義になります。6回も!と驚かれるかもしれませんが、やはりプレゼンテーションというのは日本人の不得意とするところなので、中級編では時間をかけて取り組みます。
GPPではこの6回を「プレゼンマスター」と呼び、毎回セッションマスターとテーマを決めて進めていきます。

プレゼンマスターでは毎回テーマに即した、2種類のスピーチを行っていただきます。その2種類とは、スポットスピーチと予定スピーチになります。
スポットスピーチでは人前で話すことに慣れ、自信をつける目的として。
予定スピーチはインパクトのあるわかりやすいスピーチをするための方法、具体的にはスピーチの構成や話し方を学ぶことを目的としています。

イントロダクションの今日は、プレゼンマスターで何を目的にどのように進めるかの話と、各人にスポットスピーチを行っていただきました。

ゴールデンウィークの最終日という事もあったので、ゴールデンウィークに関する事をテーマに、5つの質問を作成し、お題として出しました。
・ゴールデンウィークで1番楽しかったことは何ですか?
・ゴールデンウィークで1番上手く行ったことは何ですか?
・ゴールデンウィーク中に行なったことで、みんなにオススメしたいことは何ですか?
・ゴールデンウィーク中に行なったことで、今考えても笑ってしまうことは何ですか?
・ゴールデンウィーク中に行なったことで、また来年もしたいことは何ですか?

それぞれ持ち時間2分で、プラスマイナス15秒以内にスピーチを終了させる必要があります。
また、本来不要な言葉である「えーっと」「あー」「んー」などもNGワードしてカウントしました。

5人がじゃんけんで順番を決め、お題を選び、2分間の緊張の時間に挑みました。

結果、みんな素晴らしかったです。

唯一、一人だけ、何も話すことができず2分経過してしまった子もいたのですが、2分間みんなの前で堂々と立ってられたその精神力には驚かされました。

他の4人ですが、みんなそれぞれとても素晴らしかったです。
・テーマに即した内容で、スピーチを始めることができました。
・堂々とした姿勢でまっすぐ前を向いて、みんなの顔を見ながら話せました。
・もっと出るだろうと思っていた「えーっと」もほとんど出ませんでした。
・内容についてもは、笑顔を絶やさずに、情景が思い浮かぶように話しており、聞いているこちらを楽しい気分にさせてくれました。
・2人ほど、時間を過ぎてしまったり、時間に満たない子がいましたが、初めてにしては上出来でした。

本当に素晴らしい!!
大人よりも素晴らしいのではないかと思ったほどです。

スピーチ終了後、お友達のスピーチに対するフィードバックも子供達に書いてもらいます。
普通、良い、とても良いの3つから選ぶ箇所と、良かった点、もう少し良くなりそうな点も書いてもらい、無記名式でスピーチした人に渡します。

子供達のスピーチが終わった後、プロからの意見として、参加者の親御さん全員からのフィードバックもいただきました。
親御さんからのフィードバックをもらう方法は今回が初めてだったのですが、色々な観点からの意見が出て、とても良かったです。
例えば、
・各人へのフィードバック(話し方、話の構成、話の内容、姿勢などについて具体的に評価していただいた。私以外からのフィードバックももらうことで、子供達のさらなる自信につながるのでとてもよい。)
・プレゼンテーションの重要さ。自分も小さい頃から習いたかった。
・親子で時間を過ごす際に「今日は楽しかったね」で終わるのではなく、もう少し具体的に「〇〇が△△で楽しかった」を共有すること。そうすることで、こういったスピーチのネタになったり、友達にもわかりやすく話せる。

親御自身も色々な気づきがあったようで、それをみんなで共有する良い機会にもなったと思いました。

このプレゼンマスターは2ヶ月に1回程度の頻度で今後セッションマスター(子供達の中から順番で)を中心に進めていきます。

さあ、次回のビジネススキルはコミュニケーション!
初級で学んだ5W2HとOpen question / Closed questionだけではなく、より相手とのコミュニケーションをうまく進める方法と、確認する方法を学んでいきます!!