教育関連

【東京大学がハーバードのレベルを求めず要求レベル下げていると指摘 予備校講師が言及】を読んで

toddler reading book

【東京大学がハーバードのレベルを求めず要求レベル下げていると指摘 予備校講師が言及】の元記事はこちら

Summary・要点

  • 少子化が進んだことで一人当たりにかけられる教育費が増えた。教育に熱心な家庭が増える一方で、子どもたちの学力(読解力)は落ちており、精神年齢や思考力は低くなっていると言われている。
  • OECDが実施している15歳の子どもたちを対象にした学習到達度調査のPISA(Programme for International Student Assessment)でも、2000年は読解力8位だったのに対し、2018年は15位に下がってきている。
  • 東京大学に進学するような上位層でも読解力、記述力は低下している。
  • スマホやゲームが原因。スマホに書いてある文章では読解力は身につかない。ゲームは反射神経でやるもので、反射神経は右脳の力。国語の問題を解くのに必要なロジックを組み立てる力は左脳の力。ゲームをやっても読解力は上がらない。読解力を上げるためには紙に書いてある文章を読んだ方がいい。
  • 本を読んで書く練習をする、つまりインプットするからアウトプットができる。そのインプットである読書が読解力や文章力の元になる。
  • 説明文はテクニックでカバーできるが、随筆、小説のジャンルになると途端にダメになる。「小説がわかりません」というのは「人間の心がわかりません」と言っているのと同じ。人情の機微がわからないという印象。「人としてそれでいいのか」?

記事についての感想

スマホやインターネットの普及によって、様々なコンテンツへのアクセスが容易になった。しかもそのコンテンツは無限とある。その中から、子どもたちが自分の意志で「読書」を選ぶのは非常に困難だろう。大人の自分でも難しい。では、どうすればいいのだろう?「読書」を選択できるようにする方法と、読書をしないでも「読解力」を上げる方法について、考察してみたい。

様々な魅力的なコンテンツの中から、あえて「読書」を選べる方法はあるだろうか。簡単に思いつく方法は、ネットもゲームも禁止にすることだ。実行も簡単にできる。でも子どもたちの反感を買う。これは難しい。反感を買わないためには小さい頃からそれらに触れさせないようにすればいいが、学校の友人と話が合わずに仲間に入れてもらえない可能性も出てきてしまう。他にはないか。ゲーム以上におもしろい本を与えるのはどうだろうか。これも難しい。以前テレビで高嶋ちさ子が言っていた。ゲーム以上におもしろい本を与え続けるのは不可能だ、と。「読書」を選択肢に入れてもらえるように、おもしろそうな本を与え、気長に待つ、くらいしか思いつかない。。

読書をしないで「読解力」をあげる方法はないだろうか。ゲームのカテゴリーをRPGにする、というのはどうだろうか。RPGは壮大な物語だ。文章はあるし、色々な出会いや選択もある。戦闘などをする必要があるので、全時間を「読書」にあてることができないが、ゲームをやりながら「読解力」を少しあげられることが期待できる。家族で見たアニメの話をするのはどうだろう。正確には「読解力」ではないかもしれないが、アニメを見た後に、あのシーンのあの行動についてどう思ったか、質問する。感想を言わせることで、考えを口に出させることで、ロジックの組み立てに役立てることができると思う。

読解力がないと、人間の心がわからない。これはあまりにもさみしいので、子どもを持つ親として私も、この記事に書かれてあることを念頭において、子どもと接したいと考える。幸い、私は子どもと一緒にアニメをみることが多い。見たアニメの感想を聞くところから始めようと思った。

子どもの教育・こどもビジネススキル への my takeaway

こどもビジネススキルでは、聴く力を取り扱っている。聴く力の聴くをあえて、耳偏に心を使っている理由は、相手の心に耳を傾けてほしいからだ。その手法として取り入れているのが5W2Hだ。相手の考えについて深堀したい時、大抵の場合はこの5W2Hで事足りる。「聴く力」と「読解力」がイコールかどうかは微妙だが、この5W2Hが頭の中にあるだけで、国語の問題を解く際に、主人公の心情を理解しやすくはなるだろう。5W2Hは国語の問題を解くのにも役立つよ、と今度伝えることにしよう。

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