今日はなぜビジネススキルを学ぶ必要があるのか考えてみたいと思います。
質問から始めますね。
「明日からプロの野球選手になってください」と言われました。
なれると思いますか?
「明日からプロのピアニストになってください」と言われました。
なれると思いますか?
質問を変えてみます。
「15年後、プロの野球選手になってください」と言われたら、あなたは今日から何をしますか?
「15年後、プロのピアニストになってください」と言われたら、あなたは今日から何をしますか?
同じように
「15年後、プロのビジネスパーソンになってください」と言われたら、あなたは今日から何をしますか?
ここにいる君達の中には、プロの野球選手やサッカー選手、ピアニスト、囲碁棋士、噺家など、いわゆる「プロ」としてお金をもらいながら、活動をする人が出てくるでしょう。
そういった人達は、小さい頃からたくさん練習をして、強いライバル達との競争に打ち勝ち、15年後プロとして活躍し始めます。
それでは、ビジネスパーソンの場合はどうでしょう?
ビジネスパーソンといっても色々あり、パイロット、弁護士、看護師、翻訳家、コンビニ店員、タクシードライバー、貿易事務、ヨガインストラクター、ケーキ屋など、たくさんありすぎて数え切れません。
活き活きと仕事に打ち込む君達が思い浮かびます。
でも、ちょっと待ってください。
あなたはタダ(無償)で仕事したいですか?それとも給料をもらいながら仕事したいですか?
タダでもやりたい仕事であれば別ですが、一般的に、仕事をするからには給料は欲しいですよね。
お金をもらって仕事して、好きなものを買ったり、海外旅行に行ったりしたいですよね。
お金をもらって仕事する。
これって先程の「プロ」と同じだと思いませんか?
プロの野球選手になるには、小さい頃から一生懸命練習する必要があります。プロになって、お金をもらいながら野球を続けます。
プロのピアニストになるにも、小さい頃から一生懸命練習する必要があります。プロになって、お金をもらいながらピアノを続けます。
プロのビジネスパーソンになってお金をもらうためには、やはり一生懸命練習する必要があるとは思いませんか?
では、プロのビジネスパーソンになるためには何を勉強したらいいのでしょう?
中学、高校、大学に行けば自然になれると思いますか?
受験勉強を一生懸命やれば、プロのビジネスパーソンになれると思いますか?
答えは残念ながら△です。
中学、高校、大学に行っても、ビジネスパーソンに必要なスキルはあまり身につきません。
今の日本の教育方針が悪いとは言っていません。
勉強がためにならないとは言っていません。
国語、算数、理科、社会など、ためになることがたくさんあります。
しかし、それらがビジネスパーソンとして社会で成功するスキルかというと「?」なのです。
それはなぜでしょう。
学校で教えてくれる勉強はビジネスパーソンとして必要なスキルとは異なるからです。
学校では基礎教育を教えてくれています。人間としての教養・根幹になる部分ですね。とても大事です。
でもビジネスパーソンとして必要なスキルとは違います。
また、一番致命的なのは、学校で教えている先生達のほとんどは、ビジネスパーソンとして世界で戦ったことがありません。
そのため先生の多くは、ビジネススキルが何なのかもあまり理解できていません。
当たり前ですが、学校の先生は基礎教育を教えるためにいます。ビジネススキルについて理解する必要もないし、そもそも期待する方が間違っています。
学校でビジネスパーソンとして必要なビジネススキルは教えてくれないのです。
話が少し変わりますが、日本で1番の大学は東京大学ですよね。
では、世界の大学ランキングで東京大学はどれくらいだと思いますか?
ランキングなので毎年変わりますが、大体30位から50位くらいの間です。
びっくりですよね。
日本で最高の大学を出ても世界で30位なんです。
世界で戦うというのがどんなに難しいということか、わかっていただけましたでしょうか?
これからますます社会はグローバル化していきます。
今までは、日本の教育を受けた日本人が日本人同士、同じ土俵で戦えました。
しかし、これからは違います。
グローバルに開けた社会で、世界の人々と戦う必要があるのです。
では、あなたは15年後、そのグローバル社会で生き残るためには、どうしたらいいと思いますか?
そうです。
プロ野球選手やピアニストと同じように、小さい頃から練習して、ビジネススキルという武器を自分のものにしましょう。
では、スキルを自分のものにするためには、どれくらい練習すればいいと思いますか?
一般的に、英語を習得するまでにかかる時間はインプット(入力)に1000時間、その後にアウトプット(出力)としてさらに1000時間かかる、と言われています。
赤ちゃんを例に考えてみましょう。
赤ちゃんは生まれた時、言葉が話せませんね?
大体2歳くらいから少しずつ話せるようになります。
親が赤ちゃんに0歳の時から1日1.4時間話しかけると、2歳でちょうど1000時間になります。
そこから毎日少しずつアウトプットをしていき、3歳、4歳になる頃にはペラペラになっています。
先程の例であげた「インプットに1000時間、アウトプットとしてさらに1000時間」はあながち間違いではない数字のように感じます。
ビジネススキルを学ぶのも同じようにやってみませんか?
小さい頃から少しずつ練習し、大学を卒業するくらいにアウトプットし始められるように、準備していきませんか?
22歳までに1000時間。
8歳からビジネススキルの研修を受けたとして、グローバルプレイヤープロジェクトでは1年で1.5時間のクラスを年10回やります。
それを毎年受けたとしても、たった15時間。
残りの985時間を自分で補うとして、985時間を14年で割ると、1年で約70時間。
70時間を365日で割り、それを分に直すと大体12分。
つまり、1日12分、自分が学んだビジネススキルのことについて考える(インプットするということ)だけで、社会に出る頃には、 ビジネススキルが身についているのです。
アウトプットの1000時間についても、社会に出るまでに準備できていたら良いですが、無理しなくても大丈夫です。
高校生や大学生ともなると、学んだビジネススキルを使って、友達関係や家族との交渉など、自然と使っているような気がします。ですので、まずはアウトプットよりもインプットを重視して取り組んでいきましょう。
15年後の君が戦場に出る時、生身で戦うか、武器を持って戦うか。
君自信が決めてください。
グローバル社会で勝ち残るために。
プロのビジネスパーソンになるために。
自分自信のために。
ビジネススキルを一緒に始めてみませんか?